家族に借金を打ち明けた話

──勇気を出して伝えた、その日──

どうしても言えなかった。でも、伝えるしかなかった。

借金のことを家族に隠し続けた私が、どんな思いで伝える決意をしたのか。そして、伝えたあとの関係はどうなったのか。この記事では、その時のリアルをできる限りそのまま書いています。

なぜ家族に借金のことを言えなかったのか

家族に知られることが一番怖かったです。大学を機に県外に行きましたが、その後は「お金に困っている」ということは伝えていました。ただ、「貧乏である」ということにしていたので、借金があるというところまでは伝えていませんでした。今まで散々援助や応援をしてくれた家族に、借金を作ってしまったということを伝える勇気が私にはありませんでした。

借金を抱えたときの心境

私の場合は、学生時代にお金が足りなくなって、当時住んでいた家の近くにあるアコムで手続きをしたのが最初だったと思います。その時は学生だったので、利用限度額が100,000円だったと思います。その中で10,000円や20,000円を引き出しては生活費に当てたり、娯楽に使っていました。なので、一気に大きな借金ができたわけではなく、小額から借金地獄が始まりました。

家族に知られたくなかった理由

上記と少し重複する部分がありますが、やっぱり僕は家族愛が強いので、頻繁に家族とは連絡を取り合っていました。でも、バイト先がパチンコ屋だったので、その影響で友人とパチンコに行っているということを伝えることはできませんでした。また、私の家族ではギャンブルの話をすることは一切禁止なので、家でそういう話をしようとすると、すごく冷たい空気が流れます。絶対に悪という意識が強かったので、伝えることができませんでした。

伝えることを決意したきっかけ

任意整理のタイミングでは、まだ家族に伝えていませんでした。その理由というのも、任意整理は借金を返す先を選べるので、私の場合は奨学金を対象にしなかったため、親に伝える前にどうにかしようという気持ちがありました。しかし、個人再生・自己破産と進むにつれて、もう自分の力では解決できないということを理解しました。もっと早く伝えていればよかったのかもしれませんが、どうしようもなくなったタイミングで、すべての事実を家族に伝えました。

きっかけとなった出来事

隠そうと思っていたわけではありませんが、任意整理から個人再生や自己破産に進む際には、借金の返済先を選ぶことができなかったため、奨学金の借入先も対象に含まれます。そのため、私が取った選択としては、家族にすべてを打ち明けてアドバイスをもらったほうが良いと思いました。さらに、任意整理後に返済が始まりましたが、生活が苦しくなり、追加の借入もできない状態になりました。そのため、家族にお金を借りることが頻繁になり、生活費だと伝えていましたが、「働いているのになぜそんなにお金がないのか」と家族も違和感を覚えていたと思います。

悩んだ末に出した結論

私は自分が作った借金について家族にすべて伝えましたが、任意整理が始まってから少しの間は一人暮らしを続けていました。それでも実家に戻ることにしました。生活を立て直す期間は、家族に甘えることにしました。批判もあると思いますが、家族にすべて伝えて、最善の方法を考えた中での選択だったので、間違いではなかったと思います。

どのように伝えたのか

私の場合は、どれくらいの借金があるのかということと、現在弁護士にお願いして債務整理を行っているということを伝えました。

家族への伝え方(口頭/LINE/手紙など)

とても伝えにくかったので、一人暮らし中に帰省したタイミングで、直接母親に伝えました。

伝える前に準備したこと

特に準備したものはありませんでしたが、気持ちの準備だけはしておくべきだと思います。

家族の反応とその後

私の場合は母親に打ち明けたのですが、想像していたリアクションは「怒られて、もう勝手にしなさい」といった感じだと思っていました。しかし実際は違い、私の話をしっかりと聞いてくれました。その後は、弁護士とのやり取りの確認なども積極的に聞いてくれるようになり、なるべく必要以上に弁護士の話を家でしないようにも配慮していました。実家で過ごす中で、少しでも私の負担が減るようにご飯を作ってくれたり、必要なものを買ってきてくれたりと、色々な面で支えてくれました。

最初のリアクション

怒鳴られたり怒られたりすることはなく、落ち着いていました。

会話の中で出てきた言葉

「とりあえず、弁護士の話を進めて、すっきりした状態で残りを過ごすしかない。一つ一つを丁寧に頑張っていきなさい」と言われました。

その後の関係の変化

話した後に関係が変わったということはありません。関係が崩れたこともありませんでした。

今だからこそ思うこと

私は最初、家族に伝えることに抵抗を感じていました。借金ができたタイミングですぐに家族に相談していれば、ここまで大きな問題にはならなかったのではないかと、今振り返ると思います。

伝えてよかったと思う理由

ずっと一人で抱え込んで悩んでいたので、伝えた後は仲間が増えたような気がして、自分の中のモヤモヤを吐き出すことができ、精神的に少し楽になったような記憶があります。

同じように悩んでいる人へ

もし、誰にも言えず、家族にも伝えられないという方がいたら、それはずっとストレスを抱え込んでいる状態だと思います。相手を選んで、自分の悩みやストレスを伝えられる人を探すことが大切です。もし直接伝えるのが苦手であれば、全く知らないネット上の人でも構いません。自分の悩みやストレスを吐き出せる場を作ることも、とても大切だと思います。