「このままじゃダメだ」と焦っていた毎日
債務整理中はとにかく自分がダメだダメだと思い続ける日々が続きます。その中で私が取り組んだ1つに自己啓発があります。自己啓発というのは自分の本質を見抜き、自分の本質を高めていく精神的な修行みたいなことを、誰かの言葉によって何か自分に力がみなぎってくる。そのような作業の1つです。
自己啓発が何かと言われればとても難しいですが、いろんな形で世に出回っています。私はYouTubeやSNSなどのショートムービーなどで回ってくる自己啓発の動画によって、自分はここで終わるような人間じゃないという自覚を持って日々過ごそうということを当時の私は決めました。
意志はとても強いように感じましたが、振り返ってみると夜中に動画を見て、朝にはその熱量はなくなっていました。その繰り返しに嫌気がさして、このままではいけないという気持ちになり、余計精神的なストレスを抱えていたと思います。
そんな私の債務整理中の自己啓発について今回はお話ししていきたいと思います。同じような境遇の方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしていただければと思います。
読み漁った自己啓発本と動画
私の場合はとにかくやる気が起きず、日々の生活をダラダラ過ごすような日々でした。軽い精神病みたいなものになっていたと思いますし、現在も完璧に治っているのかというとそういうわけではありません。毎日毎日ゴールのないランニングをしているような気分で、いつになったら自分は成功者になれるのだろうと底辺にいながらも、いつか成功者になってやるという希望は捨ていませんでした。
成功者になる必要は全くなかったのですが、当時の私は底辺であることにとてもコンプレックスを持っていたので、なるべく周囲を見返してやりたいという気持ちが強く芽生えていたのだと思います。
動画を毎日漁る日々、成功者が民衆に向けた動画で「お前ならできる!お前ならやれる!」と奮い立たせるような動画を毎日見ていました。そんな動画を見ていると私もできるのではないかという気持ちになってきて、やる気に満ち溢れていましたが、結果的に言うと何も生み出すことはできませんでした。
気持ちだけが先走り、やりたいこともわからず、何を自分が得意なのか不得意なのかも理解していないまま突き進もうとする気持ちだけが大きくなり、焦りばかりが日々積もっていました。
今は携帯1つで仕事ができるような状態ではありますが、私は携帯1つで何かお金を見出すようなサービスを展開する知識や知恵もありませんでした。
皆さんもそうだと思いますが、結局教わる側に回っているといつまで経っても、自分に対してプラスに動く事はありません。教える側に回らないとずっとお金と時間を失い続けます。
別に誰かに教えを問う必要はありませんが、自分が人に教えられる位の状態にならなければ、いつまでたってもこの環境は変わりません。
実際にやってみたこと、ノートに書いたこと
債務整理中は比較的時間があったので、私は自分ができることとできないことをノートに書き出してみました。別にこの作業に意味があったかと言うと私自身もわかりません。しかし、書き出してみることによって自分が得意としていること、不得意としていることが見えてきました。
よく自己啓発では、自分の5年後の目標や10年後の目標、将来の自分の像を書いてみろと言うような指示がよくあります。私も騙されながら書いてみましたが、自分には響きませんでした。それは自分が今この現状を打破できるような能力もなく、自分自身がこれからどうしたいかという気持ちもわからないまま書いていたので、明確な答えが1つも思い浮かばなかったからです。
なんとなく生きていた自分にとって、目標やゴールなどはありませんでした。しかし私も約30年間生きていたので、人よりもたけているところがあることに気づきました。その能力は、すぐに要領を掴むことができるところです。
別にこれは皆さんも持っている能力の1つだと思います。私だけが特別得ている能力ではないのかもしれませんが、私は好奇心が旺盛な方で飽き性なのですが、何か始めようとしたときに最大効率化を図ることができます。なので作業内容にしんどいものがあれば、それを簡略化できますし、自分が1番やりやすい方法にすぐに変換することができます。
私はそれに目をつけました。ただこの理解だけでは、全くお金には変換できていません。しかし私は自己啓発をして良かったと思いますし、別に私は宗教や信者でもありません。むしろ自己啓発や宗教的な内容を毛嫌いしてるとまで言えます。
しかしこの作業をしたことによって、一度自分自身を振り返り、自分の得意分野を見つけることができたので、その点はよかったかなと思います。
何も変わらなかった理由を今思えば
何も変わらなかった。理由を言えば、間違いなく自己啓発の動画や文章を読んで満足してしまっていた自分がいたというところです。動画を見て満足して寝てしまえば熱量は冷めて、明日になればまた夜になり自己啓発の動画を見てまたやる気になり、明日を迎える──そんな日々が続いていました。
結果的に何も成長もなく、何も積み上げられていないのです。そうなれば私自身が悪い方向へ行くことは目に見えています。自己啓発が気になるということは心に焦りがあり、何かを変えたいと思っているわけで、その結果「何もしていない」となると、余計に自分へのストレスがかかってしまうので、負のスパイラルに入ります。
なので私はその循環を捨てることにしました。まず1つでもいいので、何か形に残せるもの、明日の自分が喜ぶことを生み出そう──ということで、お金になる・ならないは関係なく、何か財産として積み上がるものを作ろうと思いました。
しかし私にはお金も知恵もありません。その中で「お金をかけずに何ができるのだろう」と考えたときに、コストのかからないビジネスを考えました。そのビジネスが成果を生み出すのはまだまだこれからかもしれませんが、何かを生み出し続けるということは、大変貴重な自分への成果報酬なのかもしれません。
人は何もしなければどんどん衰退すると思いますし、私自身も毎日毎日「何か変えたいな」「変化を起こしたいな」と思っていたので、1つずつですが積み重ねができるようになった。それは、あの繰り返しの中で「もう終わりにしよう」と決めたことで、きっかけを作ることができたのだと思います。
自己啓発で救われる人と、救われない人の違い
よく自己啓発などのセミナーや宗教セミナーなどで多額の金額を支払っている方がいらっしゃいますが、私はそんなにお金は必要だと思っていません。変われる人は変わると思いますし、変わらない人は大金を支払っても変わることができません。
大金を支払うことによって、気持ちが切り替わり、自分自身が向上するといったマインドになっているのかもしれませんが、そんな簡単に人が変化すれば大変なことになります。先ほどもお伝えしましたが、お金を支払っている時点で教わる側の人間なので、一生負のスパイラルに入り続けることになります。
自己啓発に頼らずに成功している方はいっぱいいらっしゃると思いますが、私は自己啓発よりも日々の生活の中で、気づきを意識して何か自分に結びつくものがないかなということを常に考えるようになりました。
普通に見過ごすようなものであったり、何も考えなければ、何も感じないようなものまで常に自分自身に何か良いものがないかということを考えるようになりました。起きている時間はずっとそのようなことを考えていました。マインドが変わったのです。
そうすることによって自分が今まで気づけなかった小さなことや、これだったら自分でもできるんじゃないかなということを見つけることができました。私は成功者ではありませんが、きっとあなたの周りにもたくさんの面白いものや、今まで気づけなかった人脈などがあって、自分が成し遂げたいことを簡単にしてくれるものや人材がいるかもしれません。
少し勇気を出して自分が困っていることを他人に伝えてアドバイスをもらってもいいかもしれません。自己啓発セミナーだけが自分の悩みを解決してくれる場所ではないと思っているからです。
知識を持っている人は世の中にたくさんいますし、お金に困っていない人もたくさんいると思います。別に自分自身の尺度でものを測る必要はないと思っています。自分自身ができないからといって、他者ができないとは限りません。なのでできている人に聞けば良いのです。
自己啓発よりもよっぽど価値があると思います。なので周囲にもっと目を向け、自分の理想に近づけるヒントを探し続けることが最も大切なのかなと思いました。